<岡田総務部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(谷口会計管理者)
100年単位で考えるような話だと思っており、いずれどこかの段階で議論しなければならない内容を今回発案いただいたという認識である。
一方で、本県では今後様々な財政需要がある中で、この取組を進めるにはさらに費用がかかることになると思うが、そうした中で、なぜ今こういう議論をするかとか何のためにするかということも含めて、県民の皆さんの納得というのがあってこそ進められる話だと思うので、早めにオープンにするとか、わかりやすく議論を進めるということ、意見を聴く機会を多数設けて進めていくことが重要だと思う。
(岡田総務部長)
県民の理解・協力なくしてこういった事業は進められないので、早い段階から議論をオープンにして、様々なご意見をいただきながら、県民からの応援もいただいて進めていきたいと考えている。丁寧に対応してまいりたい。
(松田総合企画部長)
県庁舎の位置に関する検証など、今後議論の場に出していくと、いろいろな意見をいただくことになると思う。庁舎だけの話ではなく県全体をどのようにデザインするのかという問題でもあり、最後の判断が難しいと思うが、どのようにお考えか。
(岡田総務部長)
今から新しい場所に移転というのもコストのかかる話であり、また既に県庁がここにあることにより国の機関や県警などが集積していることもある。基本的にはこの地が今のところベストかと思うが、やはり一度は検証する必要があると思うので、そうしたことは検討してまいりたい。
(松田総合企画部長)
京都と非常に近いというこの地ならではの状況もあり、近すぎるがゆえにいろいろな都市の機能を依存しているような面もあるのではないかと思う。
(福永教育長)
100年先を見据えた人口減少による地方自治の枠組みの変化、あるいは関西広域連合ができたときの道州制の議論などなども踏まえながら考えていくべきものだと考える。大阪府庁の咲洲庁舎の事例、あるいは50市町村が今の19市町に合併されたときに、旧町役場のあり方を議論されたと聞いている。そういったことも踏まえて考えていくことも必要かと思う。
県庁と経済的な地域の発展はまた別の意味でもあるのかもしれないので、様々な施策を進めていくなかで行政の主体としての県庁がどこにあるべきなのか考えていく必要があると思う。
(岸本副知事)
県民にできるだけオープンな形で議論をお願いしたい。
庁内の議論の進め方として、プロジェクトチームは各部長がメンバーということであるが、今後中心となって働くであろう若手職員の意見の反映はどのようにお考えか。
(岡田総務部長)
やはりこれからを担う若い人たちの意見も丁寧に拾いながら議論を進めてまいりたいと考えている。
<中村琵琶湖環境部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(福永教育長)
「地元も流域も学びの場に」という記載があるが、流域というのはどこを指しているのか。
(中村琵琶湖環境部長)
流域について、山川里湖といった滋賀県内の流域ということと、下流域も含めた流域と捉えている。
(福永教育長)
これを読んで改めて思ったのが、滋賀の子どもたちが実は下流がどうなっているのかあまり学ぶ機会がないのではないかなと思う。そういう機会があればいいなと思う。
もう一点は、学校現場での学びは非常に大切で、そのためには教員が滋賀の環境学習をより深く知ってもらうというのが重要であると考える。滋賀大学教育学部とも話していたが、以前は熱心な教授もいらっしゃったが最近は国の交付金なども減ってなかなかそこまで手が回らないといった実情もあるようである。やはり若い人たちが滋賀の環境学習について学んで教員になって、その体験から子どもたちに教えていくということも大切だと思う。また取組の中で教育学部生あるいは若い先生方が、どのようなことを学びたいと思っておられるのか、そういうことも併せてご検討いただければと思う。
(中村琵琶湖環境部長)
当初この計画を策定したとき以来、教育委員会の教員の方にも入っていただき、一緒に検討を行ってきた。環境学習の担い手がとても減ってきているという状況がある。かつては滋賀県で様々な環境の取組がされていて、NPOの方々も子どもたちを巻き込みながら学習をしてこられた。その担い手の年齢が高くなり、なかなか自身の活動もままならないという状況になっている。こうした状況を踏まえ、来年度の事業で、新たにひとづくりの事業を予定しているところ。例えばラムサールびわっこ大使のOB・OGといった方にもご参加いただきながら自らの体験を伝え、横展開し、学校の先生も入っていただきながら進めていくということも大事だと思う。教育委員会さんのご協力もいただきながら、学校での取組の広がりにも繋げてまいりたい。
(岡田総務部長)
基本目標の中に「琵琶湖」が明記されていないのは、あえてこのようにされているのか。
(中村琵琶湖環境部長)
基本目標では、「地域」の中に琵琶湖を含めているところであるが、考え方の中にしっかりと記述して見えるようにしたい。
(波多野土木交通部長)
身近な環境というところで言うと、湖岸や河川などがある。当部でも「みずべのこ」という事業を行っており、昨秋、職員が笠縫東小学校に出前授業に行った関係で、子どもたちから葉山川で生き物調査をするのに階段を作ってほしいという要望をいただき、ちょうど先日竣工式を実施し、子どもたちもとても喜んでくれて、環境学習を頑張りたいと言ってくれていた。我々もこういった取組をしているので、ぜひ情報提供などをいただければと思う。
(中村琵琶湖環境部長)
笠野東小学校は環境学習の中でもエコスクール事業など積極的に環境学習を進めていただいている学校の一つである。環境学習において、川の役割というのは非常に大きいと思っている。また我々が得た情報については土木交通部さんにも提供するとともに、土木交通部さんからも情報をいただきながら、取組を進めていければと思う。
(知事)
(1)基本目標について、「地球を想い」から入ると少し遠いような印象を持つ。後のページで琵琶湖と入っているところもあるが、このページだけだと他の都道府県でも当てはまるので、滋賀県の環境学習推進計画というのが分かるような表現にしてほしい。
(2)土木交通部長からもお話があったように、川の他にも山・森・農業あらゆる事に環境が関わるだろうから、そういう視点で見るとどうか考えてもいいのではないかと思う。
<東郷文化スポーツ部長>
<岡田総務部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(知事)
この2つの本部を別々に立ち上げる必要があるのか。
(行幸啓室)
国スポ・障スポ大会に関わるものではあるが、式典や競技大会とは別の動きをするものであるので別の体制で整理させていただきたい。
(東郷文化スポーツ部長)
当然、両本部と連携しながら進めていくものであるが、体制としては別で整理させていただきたい。
(知事)
一緒にできるものは一緒にやってはどうかと思った。本部のことは最終総務部長と文化スポーツ部長と整理したい。
そのうえで3点申し上げる。
(1)大事なイベント・本部なので、全庁を挙げて取り組みたい。それぞれの部局をして最大限の協力を要請する。かつ、全県を挙げて取り組むイベントにするので、県だけではなく市町や関係団体を巻き込んで動かすような努力と工夫をしたい。
(2)それぞれ参加する職員の今後の職員人生にとっても大変重要な出来事になると思うので、その中で得られたことをそれぞれの仕事に活かせるような取り組みを一緒に考えていきたい。
(3)これが一番大事なのかもしれないが、当然こういった形で大量に国スポ・障スポ・行幸啓に関わるということは、通常業務、特に秋にやっている業務スケジュール、これは変える必要があると思う。議会の日程も変わってくるかもしれないが、例えば施策構築とか、国への要望の仕方とか、通常やってることも減らして、変えて、来年度仕事ができるようにしたいので、これも併せてそれぞれの部局をして、検討いただくようにお願いする。
<波多野土木交通部長>
・資料に基づき説明
<質疑・意見等>
(江島副知事)
概要を拝見するとハードの取組のような印象を受けるので、ハードだけでなくぜひソフトの取組もお願いしたい。民間企業・団体とともに取組をお願いしたい。
(波多野土木交通部長)
民間の力も借りながらソフトハードともに取り組んでまいりたい。